全編セリフなしの壮絶なる復讐劇『サイレントナイト』名匠ジョン・ウーが俳優陣に求めたものとは?

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4月7日(月)

いよいよ4月11日(金)より公開される、ジョン・ウー監督最新作であり、ひたすらアクションと映像の力だけで観客を魅了するノンストップ・ハード・リベンジ・アクションとして完成した『サイレントナイト』。この映画の最大の特徴は、何と言っても「台詞が一切ない」ことだ。つまり、キャラクターたちは言葉を使わずに、身体的表現や視線、動作など、あらゆる手段を駆使して感情を伝えなければならない。しかしいわゆる“サイレント映画”とは異なる、なぜなら、同時に「アクション映画」でもあるからだ。このジャンルの組み合わせにより、作品の難易度は格段に上がった。当然、俳優たちにも大きな挑戦が求められ、言葉を発さずに感情を伝え、物語を展開させるために、通常の映画とは異なる演技が必要だった。

監督を務めたジョン・ウーは、伝説的傑作『男たちの挽歌』などを手掛けた、言わずとしれたアクション映画界の名匠。声を失った男の復讐劇ということで全編セリフはなし。傑作アクション『ジョン・ウィック』シリーズの製作陣らとタッグを組み、ひたすらアクションと映像の力だけで観客を魅了する手腕はまさに圧巻の一言。主演として監督の美学を体現するのは『スーサイド・スクワッド』シリーズ、『ラン・オールナイト』などで知られる次世代アクションスター、ジョエル・キナマン。息子を殺された男の壮絶な悲しみと怒りを、全肉体を躍動させスクリーンに焼き付けている。


主演のジョエル・キナマンは「多くの人は、台詞がない映画は楽だと思っているかもしれない。確かに、台詞を覚える必要がないのは楽だけど、実際にはそれ以上に要求されることが多い。撮影前の準備は格段に増えるし、カメラの動き、目の演技、ボディランゲージなど、すべての要素がより重要になる。言葉がないことで、他のすべての表現方法に集中しなければならない。」とその苦労を明かすが、その一方で「だからこそ、これは非常にエキサイティングで、実験的な試みだと思う」と語る。

ジョン・ウーは、「優れた才能を持つ俳優が必要だった。彼らにはビジョンが求められる。シーンごとのトーンを理解し、それを身振り手振りだけで言語のように表現する能力が必要だ。この映画が何を伝えようとしているのか、メッセージを理解する力も必要になる。セリフなしで映画を作ることは、自分自身の中に新たなスタイルや“言語”を見つける挑戦を課すということだ。新しい表現の方法を模索しなければならない。表情の演技に重点を置くのも重要だ。俳優は目や表情を使って感情を伝えなければならない。難しい挑戦だったはずだが、彼らはこの挑戦を楽しんでいたと思う」と俳優陣に求めていたものをこのように説明している。


また、入場者プレゼントに「聖なる夜の宣戦布告」クリスマスカードの配布が決定。 煌びやかなゴールドの文字”MERRY CHIRISTMAS”と、鬼の形相で銃を構え復讐に燃えるジョエル・キナマンとのコントラストが印象的なポストカードをとなっている。


※4/11(金)より公開の劇場にて配布

4/11(金)より、新宿バルト9ほか全国公開

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作品紹介

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